髪の毛を切ってきました。
奥さんに事前に「あなたはこれぐらいの日に髪の毛が切りたくなるはずだから」と言われて10月の下旬に今日の12月28日の予約をしてもらっていました。そういえば、現在の美容院に決まったのも、私がいつも髪を切っているのが、1000円カットだったので、そこで毎回違う担当者に髪を切ってもらい、家に帰った時に「今回は失敗」とか「今回は及第点」など安定した髪の仕上がりが期待できないのが、奥さんにとってはそれなりにストレスだったのだと思います。
髪は短く機能的であれば良い、ということよりも奥さんが髪を切りに行った旦那の毎回の仕上がりを心配をしなくて済むということは、長期的に見てお互いストレスがないのかもしれません。
奥さんと同じ美容院に通うようになってから、いつもの場所で髪を切るということに対する安心感を持つようになりました。以前1人暮らしをしている時は、行きつけの場所があったのですがそこも引っ越しと同時に遠方になってしまったので、現在の住所になってからしばらくは駅近くの1000円カットに通っていました。
美容院は予約をしてから行くものではなく、髪が長くなったから切りに行くという認識だった私は、仕事がない日に暇ができた時に髪を切ろうと思ってから出かけるものでした。それは逆に日にちが決まっていないため、美容院の固定の担当者が永久に決まらないということにもなります。以前髪を切っていたところは、店舗のオーナーだったため、土日はほぼいらっしゃったので私も土日のどちらかに行けば必ずいてくれる方という認識がありました。
奥さんの通っている美容院は隣の駅前にあります。そしてそこは昨年度くらいから私が通っている美容院でも同時にあります。そこの美容師さんは以前はチェーン店的なところで見習いをしていたのですが、固定客がそれなりにいたところと接客が丁寧だったこともあり独立し、同業者2人で店舗を現在経営しています。そういうのは美容師さんとしてかっこいいなあと思います。
あなたの髪が毎回安定した仕上がりになることを期待しようとするなら、奥さんが取れる選択肢は奥さんが通っている担当者のお店に私を紹介することだったのだと思います。
初めて担当者にお会いした時は奥さんに対して失礼のないようにという意味で、あまり多くは会話せず、髪を切っている時は私は目をつぶり、雑誌にも手を触れずにずっと担当の方に作業をしてもらいました。担当者の方も自分がいつも髪を切っている人の旦那の髪を切るということで少しばかり緊張をされていたのだと思います。担当者の方は髪を前で2つに分け、エイベックスの社長的な雰囲気を持っている人で笑顔がさりげなく素敵な方でした。
髪を切ってからシャンプーで洗ってもらう時に、体格が華奢な方なのですが、指先にかなり力があり頭皮をしっかりと洗ってもらった後で首元や頭頂部や前頭葉?近くをマッサージしてもらったことがとてもいたわりと丁寧さが伝わってきて、蒸しタオルの掛け方もなんだか気持ちの良いものでした。
必要最低限の会話をしてから、お店を出るときにカードで支払いをしようとすると、「ごめんなさい!私のところ現金しか扱っていないんですよ。すいません機械に疎くて。」との会話があり、現金を持っておいてよかった、と思いました。
今回は年末ということもあり、髪を短く切ってもらいました。「短くしちゃって寒くないですか?」と聞かれたのですが、費用対効果でいつも考えてしまうので、次の美容院に行くまでの時間をどれだけ長くできるかを考えてしまう私にとっては、「自分が一番良いと思う髪の長さを満喫できる気持ち」というのは優先度はそこまで高い項目ではありません。
仕事もその日はなかったため、最後に髪のセット剤をつけてもらいました。普段からほぼ何もつけない私にとって担当者がカッコいいと思っているスタイリングをしてくれることは、自分以外の美的センスが自分の髪に付与されることで少しだけ自分が拡張されるような気持ちになります。美容院の特有のいい匂い(家庭用シャンプーのそれとは異なる)がしばらく自分の髪から放出されることは少しだけ気分がいい時間が長くなります。
隣の駅から帰る時は自転車で5分くらいで到着します。冬の風が髪のボリュームが薄くなった頭皮に直接吹きかかり少し寒かったりしますが、その寒い風を頭皮に感じることで年の瀬を感じることも同時にできます。
これでしばらくは髪のことを心配しなくて済みます。
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